と言う事で!
前回告知した通り、伊佐美ノゾミ投稿時代作品集、第一弾「シーヴス」を
「マンガボックスインディーズ」にアップしてみましたよー!
■読みたい方はこちらからhttps://www-indies.mangabox.me/episode/16848/「シーヴス」は「泥棒達」って意味ですな。
正直、公開するのはメチャクチャ恥ずかしいんですけどね!
漫画は誰かに読まれなければその存在意味を見出さない!と言う事で、
今の時代、漫画投稿サイトが沢山あるし、
ずっと段ボールの中に仕舞っておくのも勿体ないなと思い、
せっかくなので引っ張り出して、アップしてみましたー!
ホントはスッゲー顔とか髪とか色んな所を描き直したいんだけど、
それだと意味無いし、修正したい気持ちを鬼の様にこらえて、
当時のペン入れのまんまでお送りしております!
これは22歳位の時に、
東アニ在学中に描いた16ページの卒業制作を、
さらに8ページ加筆修正して投稿用に仕上げた作品で、
泥棒を主人公にするのってスゲー難しくない?
と言うテーマで描いた作品になってます。
だって、犯罪者だし!犯罪者をヒーローにするのって、社会的にどうかと思うし!
ルパンとかそこをクリアしてるからマジでスゲェよ!!と、思っておりました。
泥棒をヒーローにするには、敵役にそれ以上の社会悪を配置し、
誰かを助ける名目上の犯罪しか思いつかなくて、
一種、ねずみ小僧的な話になっております。
あと、在学と同時期に
介錯先生の下でアシスタントもしていたので、
背景を描くのが楽しくて仕方なかった時期ですな!
今もう絶対こんな背景描かねぇ!
アシスタントって実は漫画の仕組みや構図の描き方、
現場でのリアルな仕事を直に覚えれると言う最大のメリットはありつつも、
ほぼ毎日、背景や仕上ばかりやってるので、技術はどんどん上達しても、
人物が全然上達しないと言うデメリットもある訳ですよ!
言い訳終わり!
今描くとこんな感じかなー。
そんなこんなで、思い出としては、完成後にエニックスのガンガンに投稿したら、
後日、編集さんから電話がかかってきたので、
賞でも貰えるのか!?と、意気揚々とエニックスに向かったら
「アシスタント探してる作家さんいるから行ってみない?」と言う話でした。
超ガッカリですよ!そんなん電話でも言えるだろうに!
当時マジで金が無くて電車代も惜しい時代なのに!
あ、金が無いのは今もか…
当時レギュラーで入っていたアシスタント先もあったので、話をお断りして、
申し訳程度の打ち合わせをされて、
「では次回はエヴァンゲリオンの様な作品を描いて来て下さい」と言われたのが
印象的でした。
俺、シンジ君みたいなウジウジした主人公嫌いだし…
その時に編集さんから「もう少しこの原稿を預からせてください」と言われたので、
まだ何かしらの見込みはあるのかなーと、思っていたら、
直後に「
エニックスお家騒動」と言うとんでもない事件が発生したんですな!
これを機に編集さんとも連絡が取れなくなってしまい、
原稿も紛失され、コピーだけが手元に残ったと言う訳です。
まぁ、原稿返して貰っても、内容薄いし、
これじゃぁどこに投稿しても賞は取れなかっただろうがなー。