という事で何日か前に
ポンペイまでちょっと旅行してきましたよ。
電車で渋谷まで行ったらポンペイに着いた。
やー、渋谷は完全にアウェーだなー。
行動範囲じゃないし。
でもそれが逆に新鮮で、
文化村ミュージアムのポンペイ展行く前に小一時間
渋谷駅前で人間観察をしてしまった。
面白いなー渋谷。
お洒落な人が沢山いるし、奇抜な人も沢山いるし、
キャッチのお兄さんの行動も面白いし。
飽きないぜ。
で、ポンペイ展。
ポンペイはかなり興味がある町だったので
思った以上に面白かった。
全体的にはヴェスヴィオ山の噴火により埋もれた町々から発掘した、
逃げ遅れた人が身につけていた遺品と遺体の型の展示。
もちろん全財産を持って逃げたから、
ありとあらゆる金品や宝石が飾られてたな。
パネルを読む度にサージ(火山斜面に沿う高速のガスと熱風の流れ)
で押し倒され、起き上がる事も出来ず、そのまま…
と書いてあるのが生々しい。
どうして逃げることが出来なかったんだろうと
疑問に思っていたのだが、
噴火した当時は火山灰や火の石が降り注ぎ、部屋の中で待機。
それが落ち着き、いざ逃げようと外に出たところに
そのサージという熱風波が来たみたい。時間をおいて5~6回も。
道では押し倒され、部屋では逃げ出せず、
ほとんどが熱とガスによる窒息死だったって。
逃げた人が逃げた形のまま道や部屋に倒れている絵が
容易に想像できる作りになっていて妙に臨場感があったなぁ。
全体的に、ポンペイは裕福な町だったみたいで、
倒れている1グループが大体、家族とその家の奴隷。
俺が見た感じ、奴隷は別に虐げられていた雰囲気はなく、
裕福な家に買われた奴隷はそれ相当の生活をしてたみたい。
奴隷を財産と考えれば、買ったものは大切にするのは
当たり前か。
で、逃げた人の中に何人か医者がいて、
持っていた遺品のメスやスプーン等の医療用具が
展示されていたのだが、
一方、同時期、日本じゃやっと弥生時代の中盤だぜ。
スゲーよな。この文明の差。
結局2時頃行って、出たのが6時だった。
意外と長くいちゃったな。