ましもゆきさんというアーティストの方と知り合いになって、
個展の招待券を貰ったので、先日、高崎まで見に行ってきましたよー。
上尾は東京にも群馬にも行ける中間点なので、とても便利ですな。
ましもさんは、超繊細な日本画のような絵を巨大なキャンパスに描く方で、
実際に現物を見てみると、その細かさに驚愕しますよ。
その実、使っている道具は丸ペンと、筆と、製図用インクのみ!
まるで漫画みたいだと思ったら、それもそのはず、
最初は漫画家を目指していた様で、
諦めてこっちの世界に来たと言っていた。
「諦めて」と言う表現をしていたけど
俺は才能の発揮場所を別の方向に見出したと言う方が正しいと思いましたよ。
俺もアナログ時代は丸ペンを使っていたので、
丸ペンであそこまで細かく描く事がどんなに凄い事か
他の人よりもしかしたら分かるかもしれないんだけど、
また凄いのが、修正を全くと言っていいほどしていない事。
白抜きの部分も、白いインクではなく、
白抜きに見えるように周りをインクで描いているし。
修正が効く油絵よりもしかしたら難しいと思いましたよ。
もー、俺なんか、修正ありきで、バンバンホワイト使ってたからなー。
しかも面白いのが、一見、優雅に見える作品の中から、
エロい匂いがプンプンしてくる所。
ましもさんの作品を見ながら、
この肌にとても感じる感覚はなんだろうなーと考えていたんだけど、
俺の中で一番しっくり来る言葉が、「淫靡」だった。
特に女性の裸が出てくるわけでは無いのに、
上手く説明できないけど、ましもさんの作品からは
淫靡な匂いが凄いするんですよね。
そしてその作品に囲まれた個展の室内は、一種、異様な空間でしたよ。
そのギャラリーはましもさんの展示物だけではなく、
Ⅰ氏さんと言う、若手のアーティストの作品を
収集する方のコレクションが飾られてて、
ましもさんの紹介でⅠ氏さんの解説つきでギャラリーを見て回れたので、
とても分かりやすくて楽しかったですよ。
アートって、超好き。
しかし、幾ら若手とは言え、絵画ってメチャクチャ高いのに、
美術館でコレクションの個展を開けるほどのこの人は、一体何物なんだろう…
俺のイメージでは超金持ちなのだが、正体は謎。
その後、前の高崎アートイベントで知り合った
温井裕子さん等と合流して
一緒に食事させて貰って帰ってきましたよ。
温井さんの正体は腐女子だった。
ちなみに最近出掛けっぱなしのような感じがするけど、
出掛けた時だけ日記書いてるだけで、
それ意外はずっと部屋に篭って漫画描いてますよー。