最近ハリウッドで、地球が異星人から襲われすぎじゃないの?
とか思っていたけど、毛色が違くて、
しかもディスカバリーチャンネルのドキュメンタリー仕立てで
妙にリアルでスゲェ面白かったなー。
エビの年齢設定を明らかにして貰えれば
色々「おや?」と思う所が無くなって、もっと面白かったかも知れない。
たとえばエビの寿命が人間と同等だった場合、
地球に来て28年の内に生まれただろう子供が、
今まで使った事の無い司令船のシステムを操作できるのも疑問だし、
終わり間際、大人エビが28年ぶりに乗った母船の操作を
いとも簡単に行ってしまえるのも、ちょっと気になる。
だって、地球に来た当時25歳位の操縦士でも28年経てばもう53歳だし、
28年前の操縦の仕方なんか覚えてるのかなー?って思っちゃう。
俺なんざ、2~3ヶ月コミスタ使わなかったら、
おそらくコミスタの使い方忘れちゃうんだろうなーって感じなのに。
逆にエビの寿命が人間には考えられないほど長いものだったら、
28年なんて期間はあっと言う間だろうし、
記憶の蓄積量から言って28年前の操作方法を覚えているのも分からなくもない。
子供も当時、指令船に乗っていたと考えれば。
一言、エビの寿命の説明があったら、そこらへんをスルー出来て、
何の違和感も無く楽しめたのになー。
ただ、第9地区移住開始時期のエビの人口が180万で、
第9地区撤去後すぐのエビの人口が250万に膨れ上がってるって事は
寿命は人間と同じ位な気はするんだよなー。
そんなにすぐに増殖して、さらに寿命長かったら、
あっと言う間に人口爆発起こしちゃう。
劇中に「僕らの星は地球より大きいんでしょ?」みたいなセリフがあったけど、
これが唯一、エビの惑星では寿命長くても人口爆発しないよって事の布石でもあり、
寿命長いかもしれないって仮説が立てられる伏線かな。
ご都合主義ではないリアルさが感じられた分、
そう言う所の説明も欲しかったけど、
まぁ、そんなストーリーに関係ない説明臭いモノは
「宇宙人だから」って事だけでOKなのかな?
でも、こう言う考える余地を残しておいてくれる映画って大好き。
「あー、面白かった」で終わってしまう様な映画はあまり心に残らないからなー。