12日に今敏監督の回顧展行ってきましたよ！！


でもまぁこれが一筋縄では行かなかった…



大体俺はどこかへ出かけるときは必ず先にグーグルマップで場所を調べてから
印刷して迷わないようにしているのですよ。

今回はそれが仇となった。


今敏監督の回顧展『千年の土産』が展示されている場所は
「新宿眼科画廊」と言う、変わった名前のギャラリー。

んでまぁ、俺はもちろんの事、新宿眼科画廊で検索して、
トップで出てきた新宿眼科の住所を印刷して、街に出掛けたわけですよ。


…


お分かり頂けただろうか…


新宿眼科画廊と、新宿眼科…
全く別の場所だったんだよね…

着いた所はただのビル。
本当に何の変哲も無い、ザ・ビルディング。

こんな所にギャラリーがあるのかと疑いつつ詮索しても何も無い。

しかも新宿眼科がそこにあればすぐに間違いに気付いたんだけど、
どこを見渡しても眼科すら無い！

しかし不思議な事に「新宿眼科」と言う看板はある！

周りをぐるぐる回っても何も手がかりが無いので、途方に暮れて、
そのビルから出てきたおばちゃんに、
「すみません、新宿眼科画廊ってドコですが？」と聞いた所
「画廊？新宿眼科なら1Fにあったけど、もう潰れましたよ」との返答。


疑念が確信に変わる。


間違えた！！！


仕方ないので、ほとんどネット機能を要さない俺の携帯をフルに活用し、
なんとか新宿眼科画廊の本当の住所をゲット。

目の前のファミマに行き、レッドブルを一本購入。
店員のお姉さんに地図を広げてもらい、
その住所までの道順を教えて貰い、なんとか事なきを得た…


かのように見えた…


教えてもらった道順を進んでいくと、どんどん景色が変わっていく。
幾らなんでも駅からこんな遠い場所で回顧展開くかなーと、疑いつつ歩いていくと、
街中に設置してある地図を発見。
その地図を見た瞬間、


疑念が確信に変わる。


間違えた！！！


本当は5丁目18番地でやっている回顧展。
今から俺が行こうとしている場所はあきらかに6丁目18番地。

ファミマのお姉さん、番地をひとつ間違えて見てた！！


街中設置の地図を見たら、5丁目はとうに通り過ぎていた。
さすがに遠いと思ったよ。

きびすを返し、5丁目まで戻り、新宿眼科画廊にたどり着いた時には、
予定から2時間近くオーバーしていた。

初日に行った目的は、100部限定で販売されている
お土産付きの画集ボックスなのだが、
壁には「画集ボックス売り切れました」の文字が…


ウガー！！と思いつつ、画集ボックスの値段見たら「\30,000」。

手持ちがはるかに少なかったので、残ってても結局買えなかったと言うね…

で、
関係者の人に画集ボックス買った時のお土産って一体なんだったのかと聞いた所、
千年女優やパプリカの上映当時のパンフやチラシの詰め合わせを見せてくれて、
結局持っているものばかりだった。


画廊には今敏監督の雑誌休刊に伴った未完成の原稿やら
仕事道具やらが展示されてて
なんか感動と同時にやる気も出てきましたよ。

美術学校の講師時代の記録映像も上映されてて、
今監督に教えられてる学生達が凄く羨ましく思えたりね。

最後に回顧展限定ポスターと
今敏監督の顔がデザインされたアメちゃんを買って帰りましたよ。




3年前、同じ場所で行った個展「十年の土産」には、
ご本人のトークショーがあったみたいで、
それを思うとしみじみしますなぁ。



昔、サイン会に行った時に描いて貰った千代子は宝物だす。